OTW(変形的作品のためのNPO)が想定したアーカイブの構築を実現するのは簡単なことではありません。私たちは既存のソフトウェアを使ってアーカイブを作るのではなく、ファンのニーズに答えられるような新しいオープンソースのアーカイブソフトウェアを作りたいと思っています。そのアーカイブというのはメンテナンスや再利用が容易で、何十万人もの同時ユーザーによる何百万もの作品を取り扱えるものでなければなりません。
この作業は、コーダーのファンコミュニティ構築も兼ねてボランティアスタッフによって行われており、中にはコードの書き方やメンテナンスの仕方を学んでいる研修生も含まれています。そのコミュティは、将来的にアーカイブソフトの維持に協力してくれる人たちの集まりです。言い換えれば、私たちはアーカイブソフトを作っているだけでなく、それを作れる者も育てているのです。
また私たちは時間をかけて、できる限りファンの皆様のご意見を取り入れながら、包括的でファンフレンドリーなポリシーを策定しています。「Archive of Our Own – AO3(みんなのアーカイブ)」ではその成果である 利用規約をご覧いただけます。
以上の理由から開発過程に時間がかかりますが、それに時間をかけるだけの価値があると信じています。 AO3の開発の進捗状況は、ニュースレターやブログでご紹介しています。参加するには、ボランティア採用委員会にご連絡ください。