ファン文化保存プロジェクト

もう保存できないけれど捨てがたい同人誌、ファンフライヤー、紙の記念品、またはコンベンションのパンフレットがありますか? OTW(変形的作品のためのNPO)が役立ちます!

概要

The Fan Culture Preservation Project (ファン文化保存プロジェクト)はOTWと アイオワ大学図書館のスペシャルコレクション部門 との協同事業であり、会報誌、同人誌、またはその他の非デジタルのファン作品や記念品などの有形のアーティファクトの保存に取り組んでいます。

OTWは、アイオワにて多くのファンの個人名付きコレクションの確立を助けてきました(ファンダム関連コレクションのライブラリーページをご覧ください)。 コレクションに名前を付けたくない場合は、OTWの一般コレクションに寄付できます(OTW 同人誌とファン小説コレクション)。

ファン文化に関する雑誌やその他の実物アーティファクトをファン文化保存プロジェクトへの寄付の詳細は、オープンドアプロジェクトにお問い合わせください。(Archive of Our Own-AO3(みんなのアーカイブ)FanloreOpen Doors(オープンドアプロジェクト
などの他のOTWプロジェクトは、デジタルのファン作品やアーティファクトの保存に役立ちます。)

なぜファン文化の保存は重要なのでしょう?

アイオワ大学スペシャルコレクションの副部長Greg Prickmanは「ファン文化は私たち現在のミックスマッシュアップインターネット文化よりも前からあり、このような文化の前触れをした」としています。スペシャルコレクション部門は、同人誌とファン文化の保存に強い関心を持っています。アイオワには、SF小説、ファンタジー雑誌、アマチュア通信協会雑誌などの多くのコレクション(250,000件)のほか、Riot GrrrlとUnderground Music Zinesに関するコレクションもあります。
「変形的なファン作品及びそれらを生んだ革新的コミュニティ」の保護および維持はOTWのミッションの中心です。会報誌と同人誌は、従来注目されてこなかったファンコミュニティの長年の存在に関する有形のアーティファクト(およびその存在証明)です。 私たちの作品が失われ、人々がファンダムやファン活動から離れたり、亡くなったりすると、その歴史は消え去ります。
OTWはまた、「その希望さえあれば誰もがファン活動に参加できる」 ように力を尽くしています。 主要な研究ライブラリーであるアイオワ大学との提携により、私たちはこれらのファン文化に関するアーティファクトをアクセスしやすい非営利の場所で集中管理・保存できるよう支援しています。アイオワには、コレクションの複写を送付する用意があるだけでなく、そこに直接行けないファンや研究者が資料を利用できるように、デジタル化オプションも模索しています。

コレクション

OTWの一番の主要寄付先は 同人誌アーカイブです。このコレクションは元々アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラに保存されていた3,000冊を超えるクラシック小冊子のコレクションであり、その数は62箱を超えています! OTWは、退職した文書管理人であるMing Wathneがこれらの貴重なコレクションの保存および保護を行うのを手伝いました。スペシャルコレクションは現在、Mingの所蔵雑誌の分類及び梱包を行っています。作業の完了次第、スペシャルコレクションのWebサイトから、同人誌アーカイブコレクションのタイトル一覧リストを検索できるようになります。現在、私たちは他の長年のファンがそのコレクションをライブラリーに寄付するのを手伝っています。
下記にて、またアイオワ大学図書館のファンダム関連コレクションから、増加過程にあるコレクション一覧をご覧いただけます。

  • Mariellen (Ming) Wathne同人誌アーカイブコレクション (2009)
    同人誌アーカイブコレクションには、スターウォーズシリーズのプロデューサーであるルーカスフィルムが元々集めた、スターウォーズを中心とした数千の同人誌が含まれています。 このコレクションが1990年代にファンに返還された時、カリフォルニアのファンであるMariellen Wathneはそれを受け入れ、同人誌をファンに配布するための貸出図書館を創立しました。 スターウォーズの同人誌に加えて、スタートレックに関する同人誌も多くあります。(このコレクションをサポートするために、アイオワでMing Wathneを記念した基金が設けられました。詳細は、 この投稿をご覧ください。)
  • Celeste Hotaling-Lyonsコレクション(2009)
    これは、1970年代後半から1990年代前半までの数百の同人誌のコレクションです。主にブレイク7、シャーロックホームズ、ドクターフー、スターウォーズ、スタートレック、マックスヘッドルーム、そしてフォーエバーナイトなどのジャンルがあります。
  • Susan Hillコレクション(2009)
    Susan Hillのコレクションには、イギリスドラマであるブレイク7に関する同人誌と会報誌のほか、1990年代の他のジャンルやマルチメディア雑誌も少し含まれています。 コレクションには、主にMediaWestやInConJunctionのパンフレットやその他のコミコン資料があり、ほかに「The Professional’s Drinking Game」のコピーも含まれています。
  • Watchers of CISコレクションにおける「ハイランダー 悪魔の戦士」に関するファン資料(2009)
    このシリーズコレクションには、「ハイランダー 悪魔の戦士」を中心として、主にファングループWatchers of CISが制作したニュースレターであるThe Prizeの印刷マスターとコピーが含まれています。また、宣伝資料、商品カタログ、新聞の切り抜き、および「ハイランダー 悪魔の戦士」に関する他のファンアーティファクトもあります。
  • Brian Knappコレクション(2009)
    これは、1970年代から1980年代初めにかけてのクラシック同人誌の大規模なコレクションです。 このコレクションには、The Green Dome (The Prisoner)、 Locus、Menagerie、Spockanalia、Future Wings、The Goddess Uhura、とKraith Collected Volumes 1 – 6などのファン作品が含まれています。その他、スタトレックのファン音楽選集である「Sing A Song of Trekkin (A Fun-Filled Folio of 20 Trekker ‘Filk’ Songs)」、およびJDIFC(James Doohan International Fan Club)が制作した数年分の年刊、そしてI-Con、Arisia、MiniTrekCon、Creation Con ’79、New York Star Trek ’76からのコミコンパンフレットがあります。
  • Debbie Hooverコレクション(2009)
    70年代後半・80年代前半から現在に至るまでの同人誌(ほぼ1500冊)を詰めた23個の大きな箱。その中には、スタートレックスターウォーズ、いくつかの警察劇、スターゲイトX-ファイル、そしてロビンフッドなどのジャンルが含まれています。
  • Morgan Dawnコレクション (2010、設立中)
    *The Professionals巡回図書館と同人誌コレクションは、1980年代と1990年代にプライベートネットワークを通じて配布されたThe Professionalsのファン小説コレクションです。
    *Morgan Dawn同人誌およびMAD動画コレクションには、ファン小説とMAD動画が含まれています。
  • Susan M. Garrettコレクション (2010、 設立中)
    目録はこれから公開予定!
  • 一般的OTWコレクションへの寄付
    * UMF:The Zine for the Creative Duranieは、デュランデュランのファン小説を中心とした同人誌です。1993年から1998年まで、全部で10号があります。OTWコレクションには現在、第3、5、6号が保存されています。
    *新・燃えよ! カンフータイムマシーンにお願いの同人誌、マクガイバーラットパトロールなどのファン作品、また様々な西部劇に関する同人誌が含まれているコレクション。
    * マルチジャンル(Storm SignsWounded Heroesなど)、タイムマシーンにお願い(何号かのThe Angel and the DreamerQuantum Instabilityと他の同人誌が含まれています)、超感覚刑事ザ・センチネル騎馬警官などの同人誌のコレクション。
    * 西部二人組、ブレイク7、原子力潜水艦シービュー号、暗黒の戦士 ハイランダー、超感覚刑事ザ・センチネル、および他のマルチメディアなどの様々なジャンルが含まれている同人誌コレクション。
    * リアルゴーストバスターズ、コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)、およびいくつかのマルチメディア選集などの多くのジャンルが含まれている同人誌コレクション。Simon and Simon会報誌と様々なジャンルのファン小説に関するコレクション。これらの同人誌は元々、1990年代後半に亡くなるまで多くのジャンルに参与していたAlison Wilsonのコレクションでした。熱心なファンでファン小説の作者でもあるAlisonは、Henry Jenkinsのファンダム研究書であるTextual Poachersでも引用されています。
    * X-ファイル、バフィー 〜恋する十字架〜、DS9(スタートレック:ディープ・スペース・ナイン)、およびブレイク7の同人誌コレクション。このコレクションは、メディアファンでありWisConの定期的参加者でもあるBeth Kiedrowiczを記念するために、Joanna Lowensteinから寄贈されました。これらの同人誌は、元々Bethのコレクションでした。

関連情報

ファン文化保存プロジェクト発表、2009年6月17日。
アイオワ大学図書館は数百のSF同人誌を蔵入りしました、2009年7月5日、AP通信。
アイオワ大学図書館は「スタートレック」、「スターウォーズ」の同人誌を蔵入りしましたアイオワシティ、 2009年7月2日。

ファン文化保存FAQ

  • 寄付したい物がある場合、誰に相談すればよいのでしょうか?
    このプロジェクトへの寄付については、オープンドアプロジェクトにお問い合わせください。
  • 「同人誌でいっぱいの箱/本棚/部屋/家があります!でもアイオワに郵送する余裕がありません! そもそもこれらの同人誌を郵便局に持って行くことさえできません!」
    大丈夫です!お手伝いします!ファン文化保存プロジェクトでは、送料だけでなく、寄付の受け取りにも手配できます。送料やコレクションの運搬について心配しないでください。
  • アーカイブはデジタルで提供されますか?
    OTWとアイオワ大学は、アイオワに行けないがコレクションを見たいファンたちが利用できるようにするため、コレクションの一部をデジタル化する方法を模索しています。より多くの作者たちに連絡を取り、作品をオンラインでより広く共有する許可を得られることを期待しています。
  • 多くのファンが本名で作品を出版していますが、ファンのプライバシーはいかに保障されますか?
    ファンの権利とプライバシーの尊重は、アイオワ大学とOTW両方にとって最優先事項です。一般的に、公開リストには、雑誌のタイトルとジャンルのみが含まれています(例えば :”Blake’s Seven: The Other Side 1, 3 [1986-1987]”)。これは、図書館カタログに雑誌をリストするのと同じ方法です。ただし、個々の作者や編集者から作品をオンラインでより広く共有する許可を得ることを期待しています。
  • これらの資料を図書館相互貸出プログラムを通じて借用できますか?
    コレクション自体は、アイオワ大学にて保存されます。ただし、スペシャルコレクションは、アイオワ大学の標準手順に従って、ページあたり約0.25セントの価格で学者または他の利用者に最大100枚のコピーを送信できます。アメリカ海外のファンは、ページごとに同じ料金を支払いますが、追加の送料が請求される場合があります。
  • ファン文化保存プロジェクトには、ファン資料の寄付について、言語や国に基準はありますか?
    ございません。ファン文化保存プロジェクトとアイオワ大学は、英語以外のファン資料、或いは英語圏ではない国からのファンコレクションを含め、世界中のファンからのコレクション収集に関心を持っています。ただし、アメリカ国内からの寄付と同じように、利用可能なリソース次第でコレクションの郵送をサポートしています。
  • 私の遺言でコレクションをこのプロジェクトに贈与できますか?
    できます。適切な言葉にて遺贈をお手伝いできます。